秘密な花嫁~旦那様は先生!?~特別編④

「ねえ、龍矢」


「ん?」


俺の肩に頭を乗せれるように、美和の頭をそっと倒す。


「今光ってる星って、ずっとずっと昔の星なんでしょ?」


「そう言われてるな」


「なんか、不思議だよね」


「そうだな」


しばらく無言で星を眺めていると、流れ星が流れた。


「あっ、お願い事出来なかった」


かなり残念そうな顔をする美和。


「願い事ってなんだ?」


星に願うくらいなら、俺が叶えてやりたい。


「えっと・・・」


口ごもり、視線があちこちに移る。


「言えよ。お前の願いなら、なんでも叶えてやりたい」