秘密な花嫁~旦那様は先生!?~特別編④

ベットに下ろした瞬間、パチッと目を開いた美和と視線が合う。


「悪い。起こしたな」


そっと頭をなでて、また寝るよう促す。


「龍矢だ」


それだけ言ってふにゃっと笑うと、また美和は目を閉じた。


「たく、俺を誘ってるのか?」


そんな笑顔を見せられると、キスしたくなるだろ?


全く、お前は何も分かってない。


俺がいつもキスしたいって思ってることも、離したくないって思ってることも。


サラッと流れる髪にキスを落として、バスルームに向かった。


もう夜遅いこともあり、シャワーだけで済ます。


寝室に戻ると、眠っていたはずの美和がベットの上にペタリと座っていた。


一度眠ったらなかなか起きない美和が起きているのを見て、珍しいこともあるものだと思い、ゆっくりとベットに近づく。


「美和?」


「龍矢~」