ぎゅってしてって言えば、ためらいながらもぎゅってしてくれる。
「龍矢、やっぱり少し熱い」
「そうか?」
「うん。あっ、喉渇かない?」
「少しな」
少ししゃべりにくそうな龍矢を見て、あることを思いついた。
「ちょっと待ってて。飲み物作ってくるから」
それだけ言うと、寝室を出た。
私が風邪を引くと、よくお母さんが作ってくれた飲み物。
甘くて、でも少しだけ酸っぱい、はちみつレモン。
お湯に、大さじ2のはちみつと、大さじ1のレモン汁を溶かすだけ。
不思議と、これを飲むと、風邪なんてすぐに飛んでいってしまいそうな気がした。
「お待たせ、龍矢」
寝室に戻ると、ベットの上で龍矢が何か資料に目を通していた。
「ダメだよ、寝てないと」
「龍矢、やっぱり少し熱い」
「そうか?」
「うん。あっ、喉渇かない?」
「少しな」
少ししゃべりにくそうな龍矢を見て、あることを思いついた。
「ちょっと待ってて。飲み物作ってくるから」
それだけ言うと、寝室を出た。
私が風邪を引くと、よくお母さんが作ってくれた飲み物。
甘くて、でも少しだけ酸っぱい、はちみつレモン。
お湯に、大さじ2のはちみつと、大さじ1のレモン汁を溶かすだけ。
不思議と、これを飲むと、風邪なんてすぐに飛んでいってしまいそうな気がした。
「お待たせ、龍矢」
寝室に戻ると、ベットの上で龍矢が何か資料に目を通していた。
「ダメだよ、寝てないと」

