秘密な花嫁~旦那様は先生!?~特別編④

もう、龍矢のバカ。


なんでいつも話をそっちに持ってくのよ。


「まあ、今日のところは我慢してやる」


普段ならぎゅっと私を抱いてて離れない腕も、今日は簡単に離れていく。


「うつるからといけないから、今日は別の部屋で寝ろよ?」


「えっ?」


今日、龍矢と別々の部屋で寝ないといけないの?


そんなの、ヤダ。


広いベットに一人なんてヤダもん。


「龍矢と一緒に寝る」


「美和・・・」


「だって、一人はヤダよ」


思わず泣きそうになる。


「たく、ほんと寂しがり屋だな。うつっても、文句は言えないぞ?」


「うん」