秘密な花嫁~旦那様は先生!?~特別編④

ベットの上に起き上がっていた龍矢に、ぎゅっと抱きしめられる。


「なあ、美和」


「ん?」


耳元でしゃべられると、いつもより熱い息がかかって、くすぐったい。


「風邪が早く治る方法、知ってるか?」


「えっ?」


「体動かして、汗かくと、早く治る」


龍矢の唇が、私の首筋に触れる。


いつもより熱い、龍矢の唇。


「汗かくの、手伝ってくれるか?」


龍矢がニヤッと笑う。


「なっ・・・」


言葉を失っていると、龍矢がハハッと笑いだした。


「顔真っ赤だけど?」


「知らない!」