音がした体温計を覗くと、37度6分の表示。
やっぱり熱あるじゃんって龍矢を睨むと、こんなの微熱だろ?と言って部屋を出て行こうとした。
「今日は休むの!」
慌てて龍矢の腕を掴んで止めた。
「あのな、美和。お前が風邪引いて学校休むみたいに、簡単に仕事を休むなんて出来ないんだ」
「そんなの分かってるよ。でも、今日は休むの。もっと酷くなるよ?」
「自分の体調くらい、自分で管理出来る」
そう言って私の腕を振りほどいて、廊下をずんずん歩いて行く。
確かにそうだよ。
熱があるからって、簡単に仕事休めないよ。
でもやっぱり、体調悪いときは休まないと。
「やっぱりダメ。行っちゃダメだもん」
「美和?」
龍矢の背中に抱きつくと、歩いていた足が止まった。
「龍矢疲れてるんだよ。今日はゆっくり休もう?」
やっぱり熱あるじゃんって龍矢を睨むと、こんなの微熱だろ?と言って部屋を出て行こうとした。
「今日は休むの!」
慌てて龍矢の腕を掴んで止めた。
「あのな、美和。お前が風邪引いて学校休むみたいに、簡単に仕事を休むなんて出来ないんだ」
「そんなの分かってるよ。でも、今日は休むの。もっと酷くなるよ?」
「自分の体調くらい、自分で管理出来る」
そう言って私の腕を振りほどいて、廊下をずんずん歩いて行く。
確かにそうだよ。
熱があるからって、簡単に仕事休めないよ。
でもやっぱり、体調悪いときは休まないと。
「やっぱりダメ。行っちゃダメだもん」
「美和?」
龍矢の背中に抱きつくと、歩いていた足が止まった。
「龍矢疲れてるんだよ。今日はゆっくり休もう?」

