秘密な花嫁~旦那様は先生!?~特別編④

「だって、ファンだったんだもん」


「そんなこと関係ない」


また唇を奪われる。


「龍矢、ヤキモチ?」


思わずそう聞くと、一瞬だけ龍矢の顔が赤くなった気がした。


けどすぐに、あの意地悪な笑みを浮かべる。


「そういう美和こそ、ヤキモチ、妬いたんじゃないか?」


「へっ?」


なんでも分かってるとでも言いたそうな龍矢の顔に、言葉が出て来ない。


「俺が他の女に触られるのが、そんなに嫌か?」


「なっ・・・」


なんでバレてるのよ~


「美和のことなら、なんでも分かるって言ったろ?」


「んっ・・・」


「俺だけ見てろ」