沈痛な面持ちの3人を励ます様に『まだ諦めるのは早いですよ。バックに暴力団がいる企業だ。必ず何かありますよ。ただ、それがわからなければここも希望園も奴らの思惑通りになりますが』善良な市民で捜査のど素人の我々にそれができるだろうか…。皆も同じ気持ちに違いなく、黙ってしまっている。居間には時たま薪がくすぶるパチッと音だけが不定期に響いている。