校門を指さされて見ると、
隼人先生がいた。
やっぱり人気だな～。
隼人先生。
今日も女の子に凄く話し掛けられてるし。
私なんかが彼女なんかでいいのかな？
｢話し掛けておいでよ！｣
｢いまは挨拶だけでいいや。女の子達に悪いし。｣
｢彼女なんだから行ってもいいのに。｣
｢秘密な関係だからね。あまり学校ではね。｣
｢教官室には毎日行くの？｣
｢うん、放課後は基本的には二人でいるつもり。先生のお手伝いもしたいしね。｣
｢たまには私とも遊んでよね！｣
｢遊ぶ～！｣
校門前に着いたけど先生は
まだ話し掛けられてて挨拶もしようか迷っちゃう。
｢おはよ、柏木。｣
先生から声をかけてきてくれた。
｢おはよ、先生。いいの？女の子達、待ってるよ？｣
｢あいつらは勝手にいるだけだから。それとも、あいつらと話してた方が柏木は嬉しい？｣
｢・・・いや。｣
そう言うと私の頭をぽんぽんってして、
｢じゃあ、放課後な。｣
そういって、また当番に戻っていった。
