〔完〕時間を超えた想い

「おい、美雪。」


謝ろうと呼びかけても反応がない。


「美雪!」


俺はあいつのほっぺたをつねった。

ようやく反応したあいつに俺は頭を下げた。


「本当、ごめん!」

「大丈夫だから。それより話があるから残っててくれる?」


・・・強えな。美雪には悪いけど、泣くかもと思って少し期待してたのに。