〔完〕時間を超えた想い

「じゃ、そろそろ帰るから。」

「玄関まで送るよ。」


美雪は立った。

が、熱のせいで体が倒れていく。


「ッ危ねえな。」


俺はあいつを支えた。

・・・美雪の顔がメッチャ近くにある。

美雪の目はトロンとしてて誘ってるみてえ。

ヤバイ。そろそろ離れねえと。


「もうここでいいから。ちゃんと寝てろ。」


俺は美雪が横になったことを確認して自分ん家に帰った。