〔完〕時間を超えた想い

冷えピタ、結構ぬるくなってるな。


「しょうがない。貼り替えてやるか。」


俺は美雪を起こさないようにおでこから冷えピタをはがし、

新しい冷えピタを美雪にはってやった。


「んん・・・。」


・・・今度こそ起きたか?


「白玉だんご・・・。」


・・・ホントさ、どんな夢みてんの?

美雪の顔を見ると、少し微笑んでいるように見える。


「ヤバッ・・・。」


美雪の寝顔、かわいすぎる。

俺が美雪のこと好きじゃなかったら、絶対寝込み襲ってたぞ。

実際、俺でも襲いたいくらい。

けど、美雪は傷つけたくない。

だから俺は我慢できるんだ。