〔完〕時間を超えた想い

祐真はやっと口を開いた。


「・・・ゴメン。今、頭混乱してんだ。始業式の日、気持ち整理して言うよ。」


始業式の日はもういないんだけど・・・。


「そっか。変なこと言ってごめんね。でも、返事待ってるから。」

「あぁ。」

「じゃね、祐真。」

「ばいばい、美雪。」


このやりとりも今日で最後。

もう祐真に会うこともないだろう。

本当にばいばい。

新しい学校に行ってもずっと忘れないよ。

今まで本当にありがとう。   大好きだよ-----。