あたしは麻里ちゃんに祐真にされてたことを全て話した。

保健室で先生に祐真のことについて相談に乗ってもらったことも、あたしの気持ちも。
過去のことについてはきっと心配するだろうから言わなかった。


「そんなことをされてたんだぁ。」

「うん。」

「ねえ、みゆ。男子がさ、女子にかわいいなんて言うと思う?」

「言わないんじゃない?」

「でしょ。だから自分はかわいくないなんて思わないのっ。
自信もっていかなきゃ!チャンスはまだあるよ!」


麻里ちゃんに励まされ、あたしは元気が出てきた。


「ありがとう麻里ちゃん。
あたし、少しでも祐真に振り向いてもらえるようにがんばるよ!!応援よろしくね。」

「うん、もちろん!
(ってかみゆ鈍感すぎでしょ。フツーに考えて中村くんはみゆに気があるってわかるのに。)」