「よし。全員ひいたな。まだ中は見るなよ。
これからその中に書いてある番号の席を書いていくから。
先生がハイどうぞって言うまで待て。」


先生が黒板に番号を書いていく。


 ドクン、ドクン・・・。

隣誰になるんだろ。うるさい人とかはいやだなぁ。


「ハイ、どうぞ。」


あたしは紙を開いて中を見た。


”25”


やった!25番は窓側の一番後ろじゃん。あたしは机とイスを持ってそこに移動した。
隣の番号は”12”か。誰だろうなぁ。


「一応言っておくが、これが中1最後の席だからな。
もう席替えすんのメンドいし、かったりーし。」