〔完〕時間を超えた想い

おぉ、一日ぶりの学校だ。なんか新鮮。

教室から祐真と女の子の声が聞こえてきた。


「中村くんって、好きな人とかいるの?」

「いると思う?」

「うん。」

「ピンポーン。正解。」

「やっぱり。」


祐真、楽しそう。このまま隣行ったらジャマになりそうだな。

・・・でも。あたし以外の女の子にそんな笑顔見せないでよ。


「誰?このクラスの人?」

「あぁ。すっげえかわいいヤツ。」


今、話の内容を理解した。

祐真、好きな子いるんだ・・・。

そう考えるとなんだかとってもツライ。