〔完〕時間を超えた想い

気づくともうドラマは終わっていた。

どうやら寝てたみたい。
寝たおかげで熱も下がった。

・・・あれ?冷えピタが新しくなってる。


「目ぇ覚めたか。」


この声は


「祐真!」


なんでここにいんの?それよりも学校は?


「今何時だとおもってんの?普通に学校終わってる時間だっつーの。」


うそぉ。そんなに寝てたの?


「先生にプリント渡してこいって言われてさ。
ピンポンしても誰も出てこないから不思議に思ってドアノブ動かしたら開いたから入った。
俺だからよかったものの、どっかのエロジジイだったらどーすんだよ?」

「あ、はい。ごめんなさい・・・。」

「お前さぁ、危機感なさすぎ。いくら美雪でも襲われるぞ。今、物騒な世の中なんだから。」

「だぁいじょうぶ!! ここの家には襲われて出てくる金なんてないから。」


祐真は深いため息をついた。