”お前みたいなデブス、好きになるヤツなんていねえよ”
”みゆちゃん○○くんに告るの?絶対叶わないのに勇気あるね”
”デブ”  “ブサイク”  “キモイ”   アイツらの声が聞こえてくる。

…思い出しちゃダメ。もう過ぎたことなんだから。

でも。怖いよ。アイツらの声を聞きたくないよ。


あたしは耳をふさいだ。


「美雪大丈夫か?」


祐真の声ではっと我に返る。

祐真は心配そうにあたしを見つめていた。


 ドキッ


まただ。あたしは顔をそむけた。