〔完〕時間を超えた想い

「俺が刺したんだ。責任もって俺がはってやるよ。感謝しろ。」


祐真はあたしの手を取ってばんそうこうをはった。


「あ、ありがとう…。」


だけど祐真はあたしの手を離さない。


「祐真?」

「おまえさぁ、もう少し自覚持てよ。」

「自覚?なんの?」


どういう自覚のことなんだろう?

祐真はため息をついて手を離した。