〔完〕時間を超えた想い

「中村くん!」


やっぱアイツか。


「宮崎さん。そのばんそうこう貸して。」

「あ、はい。どーぞ。」

「ありがとう。」


あのぉ中村くん?あたしにそんな爽やか笑顔見せないよね…。


「美雪。席戻るぞ。」

「ちょっと待って。麻里ちゃんにはってもらわなきゃ。」


あたしの言葉は完全にシカトされ、腕をぐいぐいひっぱられた。