〔完〕時間を超えた想い

「美雪。数学のプリント写さして。」

「えー。ヤダ。」


だってコイツが自分で解いた方が確実にあってるのに。


「何?お前命令拒否すんの?」


祐真がじりじりとあたしに近づいてくる。


「ちょっと祐真。今休み時間だよ。みんな見てるじゃん。」

「気にすんな。」


カッコイイ顔がどんどん近づいてきてあたしは真っ赤になる。
祐真がそんなあたしを見てフッと笑った。