〔完〕時間を超えた想い

数分後。


「やっとおわったぁー!!」


あたしは大きく伸びをした。


「よし、帰るか。」


そう言って帰ろうとした。

…が。


「待てよ。」


中村に呼び止められた。


「もう俺らの他はみんな帰ってるから途中まで一緒帰ろうぜ。」


は?何いってんのコイツ。男の子と一緒になんか恥ずかしくて帰れないよ。


「あ、これも命令の一つな。だとしたら断れないだろ?」


ニッコリ黒い笑顔を見せてくる。
あの、ものすごく怖いんですが…。


「はいはい。一緒に帰るよ。」

「よし。じゃ帰ろ。」