〔完〕時間を超えた想い

「なんで?」

「なんとなく。」

「じゃあ、あたしのこともちゃんと名前で呼んでよ。“お前”とか”おい”とかじゃなくてさ。」

「わかった。なら”美雪”って呼ぶよ。
“相田”とか”みゆ”なら俺のモンってわかんねえからな。」

「俺のモンって…。あたしはあんたの所有物じゃないし。」

「とにかく“美雪”って呼ぶから、お前も“祐真”って呼べよ。」


あたしはため息をついた。だって、あのこわーい黒いオーラが出てたんだもん。


「わかったよ。祐真って呼びます。」

「OK。」


それからは二人とも黙って掃除をした。

(結局掃除をしたのはあたしだけどね。)