次の日。気持ちのいい晴れの日だった。

「よーし。今日はテスト日和だ。小テストするぞ!」

『えぇー。』

「今、文句を言ったヤツ0点な。さっそく始めるぞ。」


テストが配られ始めた。あたしは一番最後に配られるからぼんやり外を眺めていた。

その時、横から声をかけられた。


「何?」


小声で中村に聞いた。


「俺が絶対に勝つからな。」

「ふん。負けるもんですか。」