その恋、ください。


10年後



「りりあ、郵便来てるぞ。」

お父さんが私に一通の手紙を差し出す。

「誰から?」

「差出人は書いてないんだ。開けてみなさい。」


水色の封筒に入っていたのは、

なにかの招待状だった。


「結・・・婚式・・・?」


それは・・・。


こた、ううん。

瑞樹と樹里さんの結婚式の招待状だった。

はじめは、行く気なんて全くなかった。


だけど・・・



Waiting for you

~あなたを待っています~


・・・瑞樹の字だ・・・。




You do not start

~あなたがいないとはじまらない~


こっちは凜樹だ・・・。





「お父さん!東京行きたい!!」