その恋、ください。


「りりあ!」

「りん・・・きぃ・・・」


凜樹を見て安心したのか、また涙腺が緩む。

今日はあさから、泣きっぱなしだ。


凜樹は黙って、あたしを抱きしめようとする。


「もう・・・いい・・よ」

「え?」


「あたし、こたに告白した。」


凜樹の大きい瞳が、さらに大きくなる。


「ごめん、ホント凜樹振り回しっぱなしだね・・・あは・・・」


多分、今全然笑えてない。

凜樹も、怒って当然だよ・・・


「もうっ・・・俺はついていけねぇ・・・。俺と付き合ってたんじゃないのかよ!?なんで・・・なんで兄貴ばっかり見るんだよっ・・・」


凜樹は前髪をくしゃっとしてしゃがみこんだ。


あたし、最低な傷つけ方をした。

凜樹と付き合ってたはずなのに、

こたに告白した。


どうしよう、


一番傷ついたのは

あたしなんかじゃなくて



凜樹だ・・・・・・・。