その恋、ください。


あれから毎日、凜樹と一緒に帰ってる。
放課後、あたしの部活が終わるまで待っててくれて・・・。

あたしは少しずつ、凜樹のコトを好きになっていくことを決意した。
だから、手をつなぐのもいやじゃないし、
もう自然になってた。


恋人つなぎ、って。
小学校の肝試しのルールでしかなかったはず。

なのに、どうしてこんなに絡めた指と指が

ドクン、となるんだろう。

凜樹に触れている部分が熱くて、
そこが心臓のように、脈をうっている。

すぐに汗をかいてしまいそうで、怖い・・。



「んじゃ、また明日。」


「ん。バイバイ。」

そう言って隣の家に帰る。

帰ったらすぐに、窓を開けて。
宿題や学校の話。
お互いのコト。
いろんな話をする。

それで夜になったら

「おやすみ」


って言って窓を閉める。



こたに恋してた時も、

この窓で話してたなぁ・・・。




え、


ちょっと待って。



こたに、

恋"してた"?

過去形・・・?