「ん~!今日もあの学校行くのか~だりぃ~・・・」


これはあたしが毎日思ってること。
いじめのある学校なんて行きたくないじゃん。

高校はもっと楽しいとこだっと思ってたあたし。高校を甘く見てたのかな?

でも、私は昨日のことを思い出して、気分を盛り上げていた。


「直ぴーに会えるかもじゃん♪」

私は勝手にあの新人クン、佐々木直人を【直ぴー】と呼んでいた。なんか・・・可愛くない??
私は、いじめのある学校に行きたくない気持ちと、また直ぴーに会いたいって思う気持ちどっちも持っていた。

でも・・・・今のあたしは直ぴーに会いたいの方が強いかもしれない。



昨日、偶然知り合ったまだまだ新人の直ぴー。


心が暗くなってるあたしにとって・・・・直ぴーは希望の光だった。直ぴーならあたしを楽しませてくれるんじゃ?会った時こう思った。

やっぱ・・・・あたしって恋した?

あんな奴に?昨日初めてあった新人に??

そーんなバカな話あるか・・・・・。

私は何が何でも私の気づき始めてる気持ちを認めようとはしなかった。てか・・・認めたくなかったのかもしれない。

だって・・・生徒が教師に恋するなんて・・・ドラマかって!

あたし、そんな夢見る少女じゃないし・・・・。そんな甘い恋に期待もしてないし・・・・。
てか・・・本当に生徒と教師の恋なんてあるの?


あたしは、まずそれが疑問で仕方なかった。





でも・・・この時からだんだん自分の本当の気持ちに気付き始めていたのかもしれない。


直ぴーに会ってからのあたしは・・・・ビックリするくらい変わったから。自分でも分かるくらい変わったから。