青空色のタイムリー

「と、すまん。話をそらしちまったな。続きを」

 話題がそれていることに気がつき切って戻す。

「いえ。いいのです。可笑しなことを言ってしまいましたからね。ええ、独り言ととっていただければ幸いです」

 くすり、と少しだけ微笑みひらりと飛び降りる。
 派手さもなく迫力もなく、静かに舞い降りてきた。

「なあ、前々から言おうと思ってたんだけどな、女の子なんだからちゃんとハシゴを使えよ…」

 呆れ気味に進めてみると。

「それは、偏見では?」

 僕なんかでは返しにくい難しいことをさらりと言われてしまった。




 次の日学校に登校してみてまず驚いた。

「今日はまじめに授業に出たんだな?」

 どういう心境なのか、午前の授業に珍しく参加をしていた青山に話しかける。
 クラスの中ということもあり、いつもより無口で、僕が見えない口ぶりでおはようございます、とだけ口にした。
 僕も人目が気になるものの内心で関係ないと撫しつけている。青山は確かにクラスにおいて非常に違和感があり、浮いてはいたが、これはどちらかといえば優等生だから、の非難に思えた。