青空色のタイムリー

「馬鹿にしないのですね」

 されるが当たり前のように言う顔は自然で、曇りがない透き通る声で言う。

「普通の人ならな。僕は普通じゃないから馬鹿にはしないよ」

 自分でも判っているんだ、普通じゃないって事が。
 だからだろう、普通を解らなくしてしまった愚か者は。

「そう、ですか? 以外です。あなたのような人間は秋本先生のほかに見たことがありません」

「そりゃ微妙だな。褒めてもらってるのか貶してるのか分かんないぞ。それに僕と秋本先生を一緒にしないでくれ、なんか同属に見られて嫌だ」

 笑いながら澄ましに言う。

「ええ、確かにあの人と一緒にするのはひどすぎましたね。謝ります」

 てな冗談をこいつの口から聞いたのが初めてだと気づいたのはもう少し後のこと。