青空色のタイムリー

「それは面白そうだな。もしも出来たなら、本当に空も羽ばたけるかもしれないな。自分だけの物にして、自分だけの空にして」

 体育の授業でグランドを駆け回る生徒を観察しながら言う。

「そうですね。いつか必ず成し遂げて見せます」

 こいつならやりかねないとくすりと笑う。

「だな、そしたら僕にも見してくれよな」

「それは嫌です……私はあなたが嫌いですからね」

 若干の間が気になりはしたが、こいつが僕のことを嫌いなのを忘れていた。

 翌日も、翌々日も代わり映えのない日々で、こうして屋上に居座る怠け者。

「あっちいなー。暑い。初夏を過ぎてだいぶ経つもんな」

 頭にタオルをかぶせて、手で顔を仰ぐ。