俺が粉々になったクッキーの破片を手に取り、半笑いで「これがクッキー?」と目で伝えてみると
少し不機嫌そうに
「砕いた方が美味しいんだよ」と言ってむくれながらまた出ていった。
あいつが出ていってまた科学室が静かになった。
まったく可愛くねぇな。と言いつつにやけてる俺は病気だ。
「瀬川、俺は…」
つぶやいてハッと我にかえる。
なに言ってんだ。
許されるわけねぇんだ。
こんなの…
手に取ったクッキーの破片を口に含むと
何の味もしなかった。
少し不機嫌そうに
「砕いた方が美味しいんだよ」と言ってむくれながらまた出ていった。
あいつが出ていってまた科学室が静かになった。
まったく可愛くねぇな。と言いつつにやけてる俺は病気だ。
「瀬川、俺は…」
つぶやいてハッと我にかえる。
なに言ってんだ。
許されるわけねぇんだ。
こんなの…
手に取ったクッキーの破片を口に含むと
何の味もしなかった。
