亜紀も、また同じだった
テーブルの前に座り小さな物を手にして笑顔になっている
亜紀「えへへっ!!なつかしいなぁ〜これ!昔はずっと眺めていたのになぁ〜」
そんなことを言いながら亜紀は遠い目になった
亜紀「でも、なんで、こんなの宝物にしたんだろ!今は、こっちのほうが大切なのに」
右を見るとテレビの上には羽流と亜紀がツーショットで写っている写真があった
亜紀は、それを見てはにかんだ
写真の横には時計がある
亜紀はその時計をみると
亜紀「あっ!!いけない!!薬飲まなきゃ!!」
そう言って洗面所へと小走りしていく
洗面所
鏡の横の扉をあけると
亜紀は少し大きなケースを取り出した
中には薬が入っていた
ケースから薬を取り出し
薬を飲む
その量は5錠ぐらいだったそれを飲み干した亜紀は
鏡をみた
そしてポツリと
亜紀「本当に治るのかな……」
小さくため息をついたあと
部屋に戻り支度をして
家を出ていった
