店内での銃声は
野次馬や警察官
マスコミで溢れかえる駐車場にも響いていた
一人の警察官がパトカーの中で指示をする幹部に駆け寄り話した
警察官「2発目の銃声です。これ以上待つことはできません。
突入しましょう!」
幹部「しかたない。これ以上、犠牲者を出すわけにはいかない。
全隊に伝えろ。突入だ」
店内
撃たれた客は女性だった
女「痛い!!助けて!!」
男は撃たれた女を見て少し笑いがら言った
男「さぁ〜!どうします?亜紀ちゃん
その彼女は苦しんでますよ」
亜紀「大丈夫ですか???」
男「さっ、亜紀ちゃん。その彼女は亜紀ちゃんの愛する人ではありません。そうですね?」
亜紀は男の質問に答えず女を励まし続ける
男は、かまわず続ける
男「愛する人でないのなら、救うこともしなくていいはずです
亜紀ちゃんが、その女性と一緒に苦しみ癒すのなら
羽流君に向けられている愛は、この世で唯一のものと言えるでしょうか?
他人と変わらない愛を羽流君に向けているのなら
悪魔になれるオレのほうが愛なのではないでしょうか!」
女撃たれた足をハンカチで止血している亜紀の手が一瞬
止まるが
すぐに動かしハンカチを堅く結ぶ
男「そうですね?羽流君!」
