12月25日……クリスマス

和彦は、いつもと同じように仕事に向かう

和彦「それじゃあ、今日も行ってくるよ」

今日子「いってらっしゃい気を付けてね」

和彦「ありがとう、今日子も気をつけて行くんだよ
いつも、すまないね
こんな貧乏な生活をさせてしまって」

申し訳なさそうに言う和彦に
今日子は笑顔で答える

「そんなことは、ぜんぜんないわ、私は、とっても幸せです」

和彦「ありがとう!本当にありがとう!!」

和彦は、その今日子の言葉だけでも救われていた

今日子「もう時間だよ。いってらっしゃい」

和彦「うん。明日は休みだ!また、公園で咲季を連れて一緒に行こう、それじゃあ、いってきます」

今日子「うん。みんなで行こう。いってらっしゃい」

和彦は家をでていく
咲季はスヤスヤ寝ていた
和彦を送り出した今日子はスヤスヤ寝ていた咲季を起こす

「はぁ〜〜い!咲季ちゃん!朝だよ起きなさぁ〜い」

咲季は眠い目を
こすりながら起きる