西田「私には、そう出来ると思っていた信じていたんだ
そうすれば、もっともっと彼女を愛することが出来ると
だけど違ったんだ!!
彼女が見ていたのは私ではなく彼女自身だった
そこで自我が生まれた
欲が生まれたんだ
愛というものは一瞬で消えた
目に見えた欲の前に一瞬で消えたんだ
私は失望したよ…」

西田の話を聞いた羽流は言い返すことが出来なかった

嫌!!
言葉が見つからなかった

羽流は亜紀のことを思っていた
愛する亜紀を…

そこで一つだけ言葉がでてきた

羽流「でも……でも、自分が愛する人には幸せになってほしいと願うものでしょ??」

それを聞いた西田は笑った

西田「はっはっはっ!!藤井君は彼女はいるかね?」

羽流「はい。」

西田「愛している?」

羽流「ええ。とても」

西田「もし、君が彼女と別れてしまったら君は彼女の幸せを心から祈れるかい?」

羽流「ええ、ぼくなら、きっと幸せを」

西田「それは、どうだろうか」