「はぁ〜……」

兵藤は深くため息をつき
ただテーブルにおかれたコーヒーカップを見つめていた

唯は考太の腕をひっぱりながら足早に歩いている
その顔はほっぺたを膨らまし怒っている

唯に腕を引っ張られてる考太は
唯とは逆に幸せそうな顔をしていた
ニヤニヤと笑いながら
なんだか
この状況をたのしんでいるように

突然
唯が足を止め振り返えり
考太を見つめる
ニヤニヤしている考太に
ほっぺたを膨らまし怒っている唯が言った

唯「もぅ!!考太!!なんで笑ってるの!!」

考太は照れたように笑いながら言った

考太「いや!!なぁんか幸せだなぁって思ってね」

そして気をとりなおして考太が言った

考太「まぁっ!!よかったじゃん!!これで奴も諦めたと思うから!!」

唯はまだほっぺたを膨らましている

考太「そんなに怒らないで、かわいいか顔が台無しだよ」

そう言って唯の顔を覗き込む考太
その時
突然、唯からキスをされた
考太はビックリしている
唯は少しだけほっぺたの力を抜いて考太にいった

唯「今日は、ありがとっ!」