兵藤の言葉を聞いて唯が口をひらいた

唯「恥ずかしがり屋!!??そんなんじゃない!!私はあなたとはもう別れたの!!
あなたと私はもう終わったのよ!!今は考太が好きなの!!考太を愛しているの!!
お願いだから私をもう付け回さないで!!」

唯は思いついた言葉を
頭で考えることなく兵藤に浴びせていた

隣には勝ち誇ったように兵藤を見つめる考太がいる

考太「ふっふっふっ!!はっはっはっ!!これでわかったか!!もぅおまえは恋人でもなんでもないんだよ!!今はオレが唯の恋人なんだよ!!!
愛する人なんだよ!!」

兵藤はなにも反応するわけでもなく
テーブルの上に置かれたコーヒーカップをただただ見つめていた
その顔は無表情だった

考太「ふははっ!!こいつもわかったみたいだな!!
唯!もぅいこうぜ!!」

考太は唯の手を引っ張りピースを出ていこうと席をたったその時
兵藤が視線をあげて話しだす

兵藤「唯!……」

名前を呼ばれ兵藤の顔を見る唯は
少しだけ恐くなった
兵藤の顔は先程とちがい
憎悪に満ちていた