翌日、部活同様に、授業に集中できなかった。

 部活も同じ。


 一方、その後蓮太に声かけられない。

 幸い、告白は今のところばれてない。


 何日もこの調子が続いた。

 
 精華は相変わらず、立ち直ってない。

 おまけに、蓮太が嫌いになりだした。

 蓮太をみると、どきどき!じゃなくて、いらいらする。


――これも青春?まさに青春??――

 一応、青春の中でよくあるパターンだが。


 それはおいといて、事件なんてずっと起こってない。


――何の為に、ここに来たんや。はよう、兵庫に帰りとう。――

 そんな苛立ちが沸き始めた。


 何も前進がなく、一日一日が終わっていく。