〖完〗子ども警察官の精華

 精華は、それにも耐え、ひたすら頑張っていた。


 そんな精華の唯一の楽しみ。

 それは外で一年生と、主力外の先輩と試合すること。

 決めようと打ったサーブや、スマッシュが相手が打てないと嬉しいからだ。

 精華は事件なんて完全に忘れかけていた。

 バドミントンにどんどんはまっていく。


 部内では、少し友達ができていた。

 クラスは、同じバドミントン部のこと友達になっていく。

 でも、まだクラスと精華の距離は遠い。


 部活にはまって、友情を育んで。

 精華も普通の青春に近づいている。

 
 精華にとっては、理想の日々が続いていた。