そうして、一日で一気に浮き沈んだ気持ち。

 これから、どうすればいいのか不安になる。


――事件なんて解決したくない。

  ただ、学校が燃えなければいい。

  普通に、ただ不良に絡まれなけれずに過ごせばいい。

  青春を楽しみながら。――


 そんな投げやりな気持ちが、頭と心の中にある。


 事件ノートを、学習机の引き出しの奥にしまった。


――もう、二度と事件なんて考えない。――

 心の中で、勝手に決意した。

 そして、そのまま寝た。


 結講疲れたのか、考える余裕なく寝た。