〖完〗子ども警察官の精華

 ふと、理子は今までを思い出した。

 真面目に練習して、めきめき上達した。

 一年生なのに試合に出られた。

 だけど、それが反感を買った。

 物がなくなったり、練習中ほかの子が、わざと理子にぶつかったり。

 ひどい目に遭った。


 だから、理子は鈴乃に近づいた。

 
――もう、二度といじめられたくない。――

 っと思って近づいた。

 だけど、現実はそう甘くなかった。