〖完〗子ども警察官の精華

「でもさ、なんで無所属なの。
普通さ、誰かと一緒のほうがいいじゃん」


 この質問には、精華は予想していなかった。

 だけど、よく考えてみたら。


――これは、もしかしたら・・・。やるっきゃない。――

 精華は、心の中で神様に祈った。


――お願い。成功して!!――

 そして、

「派閥という、小さいグループにいるのが嫌だからです。」

 
――はっ?どういうこと?――

 理子は意味不明な顔していた。

 それでも、精華は話を続ける。