「今回の報告は、完璧とまではいえない。
けど、よくやったっとほめよう。

あとは、逮捕だ。

札はこっちに任せろ。

精華、それに圭輔。
Bグループのホシの逮捕は二人に任せる。」


――嘘やろう?――

 精華は驚きを隠せない。

 嫌な圭輔と協力して、逮捕しなければならない。


「さて、俺らは札作りだ。

精華、圭輔、しばらく二人で作戦会議しなさい。

校長先生、今日はありがとうございました。

このことは、生活指導専任以外話さないでください。」

「分かりました。こちらこそありがとうございました。」

 校長先生は元気に帰っていった。