〖完〗子ども警察官の精華

「実験のために六例目が起こった。」

 カチャ~♪

「これが証拠の指紋。

この事件は仲川と、未来の指紋両方が検出されている。」

 実際に、指紋が出てきた。

「この事件でもフェラスライトが検出されている。
このときに、犯行の形の土台ができていた。」


 パン~♪

「しかしこの事件のあと、私が来ることを知らされた。
そのことを知って、いかにばれないようにするかが問題だった。

結論が、私が子ども警察官であることをばらし、フェラストライトで眠らせることだった。」

 精華は深呼吸した。

 ここまで、淡々と話せたのだが奇跡だった。