〖完〗子ども警察官の精華

「友達と喋っていた宇多田。
その子が『トイレに行く』といって、宇多田は昇降口で待っていた。」

 このあと最も恐ろしい場面にいく。

 怖さで言えなくなりそうな予感がした。


 パン~♪

 扇子を叩いて、気持ちを落ち着かせようとした。

「そこに、仲川たちが宇多田をさらった。
これも、どういう感じでさらったのかは想像である。」

 パン~♪

「廊下から外に出たところで、あのフェラスレイトをつけたハンカチを口に押し当てた。
そのまま、宇多田は眠った。」

 倒れた方角から考えれば、進行方向は、外が目の前に広がるほう。

 後ろから押し当てられ、進行方向へ倒れた。

 うつ伏せ状態だから、そのあとひっくり返したとなっている。