〖完〗子ども警察官の精華

 せみの鳴き声が一段と大きくなる。

 こうしていくうちに、精華の寿命が少しずつ削れていく。

 生きるか、死ぬかのサバイバルが始まろうとしている。

 
――ホシを言わなきゃ、被害者は増える。

 増えたら、困るだけ。――


 生きて逮捕できるとは限らない。

 だけど、そうしないと被害者は増える。

 できるだけ、早く仕留めたい。

 だから、だから、だから・・・


 精華の顔は別人のように変わった。

 ホシを言って、被害者を減らそうと。

 深く深く深呼吸をして・・・