その後、DNA鑑定は行われた。

 結果、精華の結論を裏付けた。

 証拠として採用できる。


 さらに、ホシの荷物を調べた。

 一つ、物を押収した。


 精華の結論は間違いない。

 あとは、青年課の刑事や、署長、校長の前で発表すればいい。


 発表の日が近づいてきた。

 精華の不安、緊張、恐怖が高まっていくばかりだ。


 精華は自分のいうことを信じていた。

 あれだけ、聞いたり、見たり、調べたからだ。


 だけど、不安は不安。

 プラスに考えても、すぐに打ち消される。

 
――本当に、大丈夫かな?――