「うん。綺麗」 私は携帯に写る青空を眺め、保存ボタンを強く押した。 しばらく外を見たままでいた私の携帯が急に震えた。 ディスプレイを見ると 全く知らない番号が写されていた。 「誰……????」 でも、番号は携帯電話のものではなく、家かどこかからだった。 私は好奇心に煽られ通話ボタンを押す。 「もッもしもし……」 『誰でしょう?』 ―――え???