あれから。 私は何も言えないまま 涼ちゃんの車に乗り込んだ。 ―ただ。 私の中の思いは変わっていたんだ。 車内ではお互い何も喋らずただ 静かに時が流れていた。 そして あっという間に私の家の前まで着く。 内心寂しい気持ちもあったがこれ以上一緒にいたら何だかいけないような気もしていた。